カウンセラーのイメージは暗く、重苦しい人というのがあるからなのか、僕は初めて会うクライアント様には大体暗い人だと思われます。しかし、その時のカウンセリングの内容にもよりますが数回の内に僕は暗い人だという期待は残念ながら無くなります(笑)。
やっと日本で地盤ができはじめた今だからこそ、自分は明るい人間だと言えますが、日本に帰ってきて個人事務所を開設したばかりの頃は自分が明るい性格だということに本気で悩みました。何故なら僕の明るい性格が受け入れがたいクライアント様が少なからずいたからです。これは何時潰れるか分からない会社を運営する個人事務主には死活問題です。
正直、アメリカにいたころは自分の明るい性格はカウンセラーに向いていると教授や同級生に常に言われ続けていたので、まさかそれが仇になるとは思ってもみませんでした。
アメリカではクライアントは問題から抜け出して早く明るい自分になりたいのでカウンセリングを受けにきます。人前でスピーチをする際に必ずユーモアを入れなければならない国としては明るい自分こそ本来の自分であるという考えがどこかにあるのかもしれません。
一方日本では「真面目なだけが取り柄な人」という言葉があるようにユーモアを使わない人こそ信用しやすい人だというイメージがあるのかもしれません。現に著名人を集めた討論番組を見てもユーモアを交えて話す人はいません。そんな事をしたら真面目に話せ!と他の参加者や視聴者から多くの苦情を受けることでしょう。
話しを戻して、僕はアメリカでいろいろなカウンセラーと会いましたが暗い人は一人もいませんでした。カウンセリング業界で名前を残した偉人もみなユーモア溢れる明るい人でした。彼らがもしも日本で生まれていたら現在使われている多くのカウンセリング理論は誕生していなかったかもしれません(笑)。
僕は日本人の真面目な所は大好きです。そして、その真面目な所が世界に誇れる日本人の良い所であり、特に頭が良い分けでもなければ顔が良い分けでもない僕がアメリカで生き残れた理由でもあると思います(笑)。しかし、真面目なことと暗い事は混同してはいけません。以前このブログで紹介した上智大学名誉教授アルフォンス・デーケン先生もユーモアは人と人の心触れ合いであり、愛であると説いています。明るくユーモアのある人は人と人の触れ合いを大切にする愛のある人であり、愛のある生き方をしている人である思います。
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