少し前の話ですが、僕が働いている学校のPTAでアルフォンス・デーケン上智大学名誉教授を招いて講演会を開いていただきました。
デーケン教授は「死生学」、つまり生きることとは?そして、死ぬということとは?という生物の存在に関する根本的課題を探求されております。
デーケン教授は非常にユーモアのある方で、死と生という重いトピックにも関わらず、最後まで笑いにつつまれた講演会でした。
もちろん、笑いだけではなく人間の存在について深く考えさせられた講演会でもありました。
彼は話の節々で「愛」の大切さについて訴えられていました。
愛があるからこそ人は共存でき、愛を求めるからこそ人に尽くすことができる。
デーケン教授は元々ドイツの生まれで、小さい頃は家族と共に反ナチス運動を行なっていました。しかし、待ちに待った終戦を迎えたにも関わらず不運にも彼は目の前で祖父を連合軍の兵士に殺されてしまいます。そして、彼の姉は後少しのところで連合軍の司令官にレイプされそうになりました。
少年デーケンは思い悩み、それでもキリストの教えである「汝の敵を愛せ」という言葉を貫き、連合軍に出来る限りの援助を行ないました。
愛は時に痛みを求めるのかもしれません。
そして、人は愛から与えられた試練を乗り越えた時に初めて真の愛を知るのかもしれません。
僕は典型的な日本人で、宗教というものにあまり興味はありません。
しかし、そのことが「愛」も疎かにしていたことでもあったのだということに気づきました。
「愛」は宗教とは関係なく持つべきものであるはずです。
デーケン教授は「愛」に満ち溢れた方でした。
どうしたらあのような「愛」を持つ事ができるのでしょうか?
「愛」はこころにゆとりをもたらします。
「愛」は人を感動させます。
「愛」は人間生活全ての源です。
どうすれば、無償の愛、与える愛を持つ事ができるのでしょうか?
若輩者の僕にはまだまだ分からないことだらけです。
今出来ることを出来る限り精一杯やる。
そこから初めていきたいです。
posted by カズキ at 20:39| 東京 不明|
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愛
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